ブライダルチェック

ブライダルチェック

ブライダルチェックは、結婚を控えている人が結婚前に受ける健康診断です。
簡単な血液検査を結納前に行われるカップルは多いと思います。、
でも、妊娠・出産を視野に入れている場合は、女性はブライダルチェックしておく方が望ましいです。
産婦人科でのブライダルチェックは、妊娠しにくい体質等もある程度分かります。
妊娠の支障となる病気を早期に発見して早期治療していくことも重要です。

どんな検査をするの?
当院の場合は、以下の5種類の検査を今後の妊娠・出産に備えて行います。
1.問診
2.内診
3.超音波診察
4.血液検査
5.尿検査

ちなみに、どこの産婦人科でもこれら全ての検査が受けられるとは限りません。
行ってみようと思う病院でやっておきたい検査が受けられるか事前に問い合わせるといいでしょう。
 
料金はどれくらい?
ブライダルチェックは保険の適応外の診察になります。
検査内容次第ですが、2万5000円~4万円くらいです。

ブライダルチェックの目的や内容をもっと知りたい方は下のページもご覧ください。

ブライダルチェックの申込方法は?

当院もブライダルチェックを行っています。
玉名方面の方が多いのですが最近は山鹿や荒尾の方にもよくご利用いただいております。

直接外来を受診されても結構ですが、電話で予約されると待ち時間は短くなります。
なお、検査結果は当日に全て出るわけではありません。数週間かかるものもあります。 予めご了承ください。
日数が気になる方は、事前にお電話でお問い合わせください。
番号は 0968-74-2045です。


ブライダルチェックの目的や内容

ブライダルチェックで行う5項目の検査の目的や内容を述べます。

 

1.問診
以下の内容を伺います。受診前に確認しておいてもらうと、より正確な問診ができます

1.初潮の年齢
2.普段の月経周期
3.最終月経の開始日とその持続日数
4.結婚の予定
5.妊娠・出産の経験
6.流産や人工中絶の有無
7.今までかかった病名
8.持病の有無
9.アレルギーの有無
10.夫や近親者の健康状態(特に糖尿病、高血圧、遺伝病などの有無)

それ以外に、必要に応じて以下の内容も伺います。
理由は、若い女性にも比較的多い子宮内膜症や子宮筋腫等の可能性がないか確認するためです。
中には「恥ずかしいっ!」と思ってしまう質問もあるかもしれません。
でも正確なチェックのために、恥ずかしがらずに答えて下さいね。
月経痛の程度(鎮痛剤を飲む程か?)
痛む場所(下腹部、腰)
性交痛の有無、
排便痛の有無、
腹部の違和感の有無等

 

2.内診

2-1)異常がないか確認する
内診では膣や子宮口に異常がないかを確認します。
また内診しながら、下腹部を押さえ、子宮全体の形や卵巣に腫れがないか等を診ます。
稀にですが、内診で子宮や膣の奇形が見つかることがあります。
双角子宮、膣中隔等の可能性がありますので、必要に応じてそれらの治療も行います。

2-2)がん検診
若い女性にも増えている子宮頚がんの検査も行います。
子宮頚部に綿棒をこすりつけて細胞を採取します。
痛みはほとんどないですから安心してください。

2-3)クラミジア、カンジタ、トリコモナス、淋病の検査
クラミジアによる卵管炎は、不妊症や子宮外妊娠、流産の原因になることもあると言われています。
また分娩中の産道感染で、赤ちゃんの結膜炎や肺炎の原因になることがあります。
カンジタは分娩中の産道感染で、赤ちゃんの口の中にカビがうつることもあります。
妊娠中はカンジタが悪化しやすいので、できれば妊娠前に治療しておきたいものです。
淋病も産道感染で赤ちゃんの結膜炎の原因になることがあります。
でも最近では赤ちゃんは生後すぐに予防的に抗生剤の点眼をするので心配は少なくなってきています。
しかし淋病は放置すると不妊症の原因にもなりますので早めに治療しておきたい病気です。

 

3.超音波診察

産婦人科での超音波検査には2種類あります。

3-1)膣からみる経膣超音波診察
妊娠前の子宮の大きさは鶏の卵くらいで、お腹の上からではほとんど見えないんです。
ブライダルチェックでの超音波診察はほとんど経膣超音波診察となります。
妊娠中期以降は子宮が大きくなっているので経腹で診察することも多いのですけどね。

 

3-2)お腹の上からみる経腹超音波診察
超音波診察では、子宮筋腫・子宮内膜症・卵巣腫瘍の有無・子宮頚がん・子宮体がんの可能性等を診ます。
また子宮や膣に奇形(双角子宮、膣中隔等)がないかを診ます。

子宮筋腫は場所によっては、不妊や流早産の原因になることもあります。
また子宮筋腫による過多月経で貧血の原因であることもあります。
子宮内膜症は月経痛や排便痛等で痛みのある場合が多く、不妊症の原因になることもあります。

卵巣腫瘍の原因は様々です。
子宮内膜症の一種であったり良性の腫瘍であることが殆どですが、ごくまれに悪性(癌)の場合もあります。
手術が必要な場合もあるので、治療は妊娠前にしておく方がいいでしょう。

双角子宮等の子宮奇形は不妊や流早産の原因になることもあるし、陣痛が微弱になることもあります。
でも、ほとんどの場合、問題なく妊娠・出産できます。
膣中隔は膣の真ん中に仕切りがあり、膣が二つに分かれている膣の奇形です。
経膣分娩の際にじゃまになることがありますが、簡単な手術で切除することができます。

また乳がん検査のため、触診や乳房を超音波診察することもあります。

 

4.血液検査

4-1)貧血の検査
貧血には血液の病気が潜んでいる場合もあります。
貧血気味の女性は多いですが、妊娠するとさらに貧血がすすみます。
重度の貧血の場合は治療しておいた方がいいでしょう。

4-2)感染症の検査
白血球や炎症反応から現在感染症がないかを調べます。

4-3)性感染症(STD)等の検査
クラミジア抗体検査、エイズ(HIV)、梅毒、肝炎(B型、C型)、ヒトT細胞白血病ウイルス(ATLA、HTLV1)を調べます。
エイズや肝炎、ヒトT細胞白血病ウィルスが陽性の場合は、産道感染・母体感染で赤ちゃんに感染する可能性もあります。
また母乳があげられない場合もあります。妊娠初期にも必ず検査するウィルスです。

4-4)風疹抗体価(HI法)検査
風疹は妊娠初期に感染すると、赤ちゃんに先天性風疹症候群が起こることが知られています。
抗体を持っていない場合は、妊娠前に予防接種をすることをおすすめします。

4-5)その他の検査
肝臓機能や腎臓機能、血糖、栄養状態等いろいろな検査ができます。

 

5.尿検査

簡単な尿検査では、、等の検査をします。
5-1)尿にタンパクが出ていないか
5-2)糖が出ていないか
5-3)膀胱炎になっていないか

尿にタンパクが出ている場合は、腎臓に病気がひそんでいることもあります
また、全身性エリトマトーデス(SLE)等の自己免疫の病気の可能性もあります。
いずれも妊娠すると悪化することもありますので、妊娠前に診断を受けておけば安心です。

尿に糖が出ている場合は、糖尿病の可能性もあります。
血糖コントロールが不良な状態での妊娠は赤ちゃんに奇形が出やすいと言われています。
きちんと治療をしながら、計画的に妊娠すること望ましいので留意してください。

 

以上が当院で行っているブライダルチェックの内容やその際に発見されるかもしれない症状の留意点です。
不明点や疑問は、お問い合わせください。


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